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3歳児の秘密と嘘
こんにちは。
OSAGARI絵本の伊藤です。
子どものころから「嘘をついてはいけません」
と教わってきましたが、
先日、息子との間で
こんな出来事がありました。
息子が通う幼稚園の預かり保育では、
夏休み期間中もプールを準備してくださいます。
プールは入りたい子が入るということで、
親は降園時に我が子のプールバッグを確認し、
使用済みだったら持ち帰ります。
そこで、私も毎日バッグを確認しながら、
息子に「今日はプール入った?」と聞くと、
息子:「うん、M君とY君とプールに入ったよ」
私:「それはよかった! 暑い日のプールは気持ちいいよね!」
息子:「うん! Kちゃん(自分のこと)、いーーっぱい泳いだよ!」
しかし、不思議なことに
来る日も来る日も、水着もタオルも乾いたまま。
「泳いだよ!」というのはおそらく話の「盛り」で、
本当は足をぱしゃぱしゃしただけなのだろう。
タオルがたいして濡れてないのも、
そういうわけなのだろう。
と私も勝手に納得し、
濡れていないプールセットを
毎日せっせか持ち帰り洗濯していましたが、
ふと、「あれ、やっぱなんか変だよね?」と。
(おそーい!)
息子に聞くと、
「うーん、本当は入ってないんだ」と。
翌朝、園の先生にも確認すると
「あ、Kちゃん、今まで一度も
プールに入ったことありませんよ~」
とあっさり。
横で、バツが悪そうな息子。
ひとまず息子には、
「プールが嫌なら入らなくてもいいし、
お外は暑いから中で遊んでいようっていうのも、
いい考えだと思うよ。
ただ、お洗濯のことがあるから、
入ったときは教えてね。
かっちゃま(私)に嘘つかなくてもいいんだよ」
と伝え、ハッとしました。
息子の話を「嘘」と言ったことに。
私は海辺で育ったこともあり、海もプールも大好き。
でも、超慎重派の息子は、
公営プールに連れていっても
人がたくさんいて
急にぶつかられたりするのが怖いらしく、
私にしがみつくばかり。
だから、私も無理強いしないできたつもりでしたが、
ある時あせもがひどくなったこともあり、
「プールに入ると気持ちいいから、
ぱしゃぱしゃだけでもしておいで」
と言って、毎朝送り出していた時期がありました。
そして、「今日はプールに入ったよ」と言う息子を
「よかったねー!!
Kちゃん、もうプールに入れるようになったんだね!」
と褒めちぎった私。
息子の話は「嘘」なんかじゃなかったな。
息子とのやりとりを反芻しながら、
今年の帰省時は
「ばばちゃんちの海で、貝殻をたーくさん拾うんだ!」
という息子の願いを
ただただ叶えてあげたいと思いました。
お水に入らなくても、
息子はちゃーんと
違う楽しみ方を知っているのですから。
※上の画像は、息子が1歳だったころのもの。
お水遊び自体は大好きなようです。
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