スタッフブログ:
3歳児の主張

こんにちは。
OSAGARI絵本の伊藤です。

このところ気が付けば、超マイペース&自己主張の強い息子のことばかり考えていました。

自分の幼少期も「まさにこんなかんじ」でして、
「私が言いたいのはそんなことじゃない!」と言いたいのに、うまく大人達に伝わらない。
いつも悔し泣きしていたことを、アラフォーの今でも鮮明に覚えています。

それが小学生になり「文章を書く」という新たな表現方法を覚えてからは、
少しずつ歯がゆさが減っていきました(いまだに不器用なことに変わりはないのですが)。

だから、今は息子の思いにしっかり耳を傾けたいし、
大好きな寄り道(=発見)も一緒に楽しみたい。
でも、なにせ時間にも、母の体力にも限りがある。
予定がぎっしり詰まっているときなどは、息子のマイペースぶりにいら立ち、
園の先生たちにもご迷惑をおかけしていないかと申し訳なくなる。

そんなとき、たまたまネットで見つけた本書。
まだ読み終わってはいませんが、冒頭の一文に胸を打たれました。

 

「もしも仮に3歳の子どもに講演会をしてもらったら、それを聴いた人たちは、感動のあまり、たくさん涙を流すだろうなと思います。と同時に、たくさん反省もするだろうなと思いました。でも、子どもたちは講演会なんてやってくれません。」
(『男の子のしつけに悩んだら読む本』序文より/すばる舎刊)

 

息子たちの「講演会」を想像しただけで、もう胸が熱くなります。
以来、息子やクラスメイト達が順番に壇上に上がる姿を何度も思い浮かべていたら、
前よりも、子どもたちの声がよく聞こえるような気がしています。

9月 19, 2017

タグ: